次世代業界人材育成事業

物流は社会生活や経済活動を支える重要な仕事であり、便利で快適な暮らしを支える無くてはならない機能です。そうした事から、エッセンシャルワーカーとも呼ばれています。現在の世界的なエネルギー問題や食糧問題、半導体の問題などの根底には、間違いなく〃グローバルな物流機能の混乱〃があり、コロナやロシア-ウクライナの紛争で物流の重要性と脆弱性が一気に顕在化しました。気象災害などでたびたび目にするトラックの立ち往生の映像は、トラックドライバーの命の危険の問題と共に、地域のライフラインや地域経済の停止に直結する重大な問題にもなっています。しかしながら、そうした重要な役割を担いながら、社会的な扱いは見合っておらず、若者の職業選択の選択肢としても、決して上位にあるとは言えません。物流に携わる業界人材の高齢化が進み、将来的な物流サービスの維持にも黄色信号がともっています。地域の物流事業者の大半は中小・小規模企業であり、次世代の若手人材を採用するにも、大手企業に比べ、大変なハンデがあります。

そうした状況を受け、当社も所属する静岡県トラック協会中部支部では、会員役員企業を中心に地域の高校を毎月訪問し、業界新聞や業界広報誌を持参しながら進路指導担当の先生と面談し、業界の事、高校の進学・就職事情などを双方向で情報交換し、次世代の業界人材育成に取り組む事を始めました。この取り組みが、業界全国紙の物流ウイークリーの最新号に大きく取り上げられました。

また、2/17(金)には、近隣の静清高校に伺い、現2年生に対して、働くという事、物流の役割、物流の仕事の面白さ、責任、学校生活で学んでおいて欲しい事・・などをお話しさせていただきました。

地域の中小企業の事を知ってもらい、地域で働く事の意義、そして願わくば、物流という仕事に興味を持ってもらえたら幸いです。

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